日本の最後の牙城は、やはり女子マラソン!ベルリン
で開かれている世界陸上の最終日の23日、初出場の
尾崎好美選手(28)第一生命が銀メダルを獲得。メ
ダルの色は、所属する第一生命で指導を受ける山下佐
知子監督(45)が91年東京大会で獲得したのと同
じ銀。師弟で勝ち取ったメダルに、山下監督は「一緒
でなくてもよかったのに。(自分を超えて)優勝して
ほしかった」とはにかみつつ、喜んでおりました。
山下監督はコース近くにあるホテルの部屋と沿道を
行き来して、尾崎選手を応援した。40キロ過ぎ、優
勝した中国の白雪選手と競り合いを演じている時には
「自分の時はどうだったかなあと思ったり、ドキドキ
していた」という。ゴール後は尾崎選手の頭をなでな
がら、「頑張ったね」と褒めた。
尾崎選手は10年前に、神奈川・相洋高から第一生
命に入社。持ち前の精神的、身体的能力の高さを見抜
いた山下監督は「将来は世界を狙える存在」と周囲に
話していたという。しかし、おとなしすぎる性格のた
めか、前に出ていけない。山下監督は「結果を出すし
か(周りの)気を引けないよ」と言い続けた。
レース3日前の20日は山下監督の誕生日だった。
尾崎選手は第一生命の選手たちが寄せ書きしたお祝い
の色紙を手渡した。そして、銀メダルという二つ目の
プレゼント。女性指導者のパイオニアでもある山下監
督は「やめたいと思うことも何回もあったけど、これ
がやりたくて監督を続けている。(天候やペースなど)
今日はいろんな意味で運も味方した」と笑顔を見せた。
男子でもやり投げ決勝で、村上幸史(スズキ)が2投
目に82メートル97を投げて3位に入り、銅メダル
を獲得した。世界選手権、五輪を通じてこの種目で初
めて表彰台に立った。
投てき種目でのメダルは、2003年世界選手権パ
リ大会の男子ハンマー投げで3位に入った室伏広治
(ミズノ)以来、3大会ぶり2人目。今大会の日本の
メダル獲得数は計2個となった。
2人とも努力の人ですね。
スバらしい!!
仕事においてもその他の場面においても試練を乗り越
えたら必ずいい結果が付いてくると思います。
表彰台という高い目標を持つことが結果に結びつくと
思いますね。