あさっての投資家さんのブログ
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「風林火山」 続きの二句、ご存知ですか?
今回は大河ドラマのネタを。
有名な武田信玄の旗印「風林火山」。
実は、その続きがあるのはご存知でしょうか。
私はつい最近知ったのですが。(^^;)
「風林火山」は「孫子の兵法」の一節、
『故其疾如風、其徐如林、侵掠如火、不動如山』からの引用。
兵法ではさらにその後に『難知如陰、動如雷震』と続きます。
訳すとこうなります。
其の疾きこと風の如く、
其の徐(しず)かなること林の如く、
侵掠すること火の如く、
動かざること山の如し、
知りがたきこと陰の如く、
動くこと雷霆(らいてい)の如し。
この陰と雷霆の句を披露すると、雑学として周りの人に自慢できるかもしれませんね。
ではこれらを、戦略として投資に当てはめようとすると…
情報収集や分析、そして行動はまるで風のように疾く
相場が荒れても林のように徐かで沈着冷静
狙いを定めた投資対象をまるで火のように略奪し
周りが浮かれようが不要な時には山のごとく動かない
その深い思考はまるで陰のように知り難く
損切りなど動くべきときは雷霆が轟くが如く素早い
と言ったところでしょうか。
なんだか仕手筋の投資家みたいです。
そういえば最近、仕手筋が逮捕されたようですが。(※1)
それはさて置き。
山本勘助にしろ、諸葛孔明にしろ、チャーリー・マンガーにしろ(?)、軍師に魅力を感じてしまいます。
ナゼなんでしょうね?
※1 中國新聞より
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200710130093.html
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でも続きを知りませんでした。
孫子の兵法を投資に当てはめたら
最強トレーダーっぽいです。^^こうなりたい♪
でも・・捕まりたくないですわぁ。
「あさっての投資家」軍師として、
うちの火縄銃鉄砲隊に来ます??(冗談です(笑))
これはいいお話をうかがいました。続きの句があったのですね。なんだか6つのほうが収まりがいいですね。
おかんさんへ
昔から続く戦略の教科書、孫子の兵法を投資に適用できたら、正に最強ですね。
仰るとおり、兵を従えて仕手筋になたら捕まってしまいますが。
(^^;)
みやまなさんへ
冗談でもお誘いいただき、光栄です。
でも長期投資家なので、兵糧攻めや持久戦ばかりやってしまうダメ軍師になりそうで。
(××;)
1000マイルさんへ
やはり日本では武田信玄が有名なため、風林火山だけ知られていますよね。
投資戦略のために孫子の兵法を勉強しようかな…。
生かせるかどうかは別の話ですが。(^^ )ゞ
さすが!あさっての投資家さん!!!
孫子の兵法 奥深いですね、。
又 色々教えて下さい・・・。
武田信玄の風林火山を投資戦略との関連性の説明。お見事ですね。軍師へ感じる魅力...結構、多くの人が、その思い、あるのではないでしょうか。日本人投資家として。
たぬき猫さんへ
孫子の兵法、まだほとんど知らないのですが…。(^^;)ゞ
また何か面白そうなネタがあったら、書いていこうと思います。
ぎっしーさんへ
やはり知略で軍を勝利へと導く、軍師は魅力がありますよね。
投資として活用できれば正に敵無しなんですが…。
これはまだ研究中です。
これをやる軍師は一番賢いと思いますけどね。
なぜなら、長期間やるということは、周りを沈めチャンスだけをうかがっているいい証拠です。ただし周りの士気を高めつつ確実に物をしとめることが出来ると思いますよ。(^_^)/
自分との戦いですからね。
そういう戦ぶりをあさっての投資家さん がご存知だから
こそ軍師に魅力を感じるのだと思います。山本勘助にしろ、諸葛孔明にしろ戦わずして勝つが好きな軍師ですね。
みやまなさんへ
実際の持久戦となると、経済力や心理戦、仰るとおり自軍の士気を保つことなど、手を打つべき事が多そうですね。
投資も長期戦ができるように、
下準備と戦略を練らないと。(^^;)
笑福来 三枝さんへ
戦わずして勝つ。まさに理想ですね。
自軍はおろか、敵の兵までも最小限の損失で勝利できれば素晴らしいです。
これを投資に当てはめると…? イマイチその戦略が見出せないのは当方が未熟だからでしょうか(××)
方がいまして記事かHPか忘れましたが読みました。
「敵陣を知ることは闇の中にあるが如く難しく、攻めるときは雷が落ちたように一気呵成に攻め立てる」というのが意味だそうですね。
風・火・雷震で攻める「動」を表し、林・山・陰が守りで「静」を表し、この6つの言葉がそれぞれ対になって初めて「風林火山陰雷震」というひとつの言葉を形成するのだそうです。
植木先生の話によれば信玄はこの陰雷震を見落としたために川中島で上杉軍に苦戦を強いられたとおっしゃっていました。
第四回川中島合戦において、山本勘助が進言した「啄木鳥の戦法」を実行に移すときに兵に余分な兵糧を持たせるため炊いた煙が多すぎて妻女山の謙信に「敵に夜襲の動きあり」と悟られてしまったのは「陰」を忘れたからであり、軍を二手に分けてしまったのは「雷震」の事を忘れていたからだというのだそうです。
逆に謙信は敵地である妻女山にあっても琵琶を弾き、酒を飲んで悠然と構え「知り難き事陰の如く」徹し、武田軍に自分の真意を悟らせず、逆に敵にあせりを生じさせ夜襲を察知したら全軍をもって下山し、八幡原で敗走(してくるだろうと)待っていた信玄の本隊に「動く事雷震の如し」と言われた通り襲い掛かり窮地に陥れました。
この記事探すのに2日ぐらいかかりましたが、お陰で
今日の日記ネタができました。
> 陰雷震を見落としたために川中島で上杉軍に苦戦を強いられた
この見方は面白いですね。
お互いの策の読み合い、頭脳戦。まさに軍師の腕の見せ所です。
しかし大将に一旦天下を取らせると、恐れられ、命を狙われるのも軍師の悲しい性。
もしかしたら、そんな矛盾を秘めた存在だからこそ魅力があるのかもしれません。
戦に散った山本勘助、
病に倒れた竹中半兵衛、
見事に平安の世も生き延びた黒田官兵衛。
今後、さらに軍師にスポットが当たることに期待です。