るきるきさんのブログ

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日々投資090818

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本日の日本市場は小幅上昇。昨日の米ダウは大幅下落となりましたが、先に織り込んでいた部分もあったのでしょう、底堅い動きになった感がありました。テクニカル的には微妙なところに位置していてどうにでも解釈できそうなところであり、動き的には単なるリバウンドにも見え、一段下落が懸念されるところではありますが、結局は投機筋の仕掛け次第で相場が動いているようですので、あまり役には立ちません。ただ、買いもそうですが売るにしても材料不足ではありますので、下押しも限定的になるではないかとは思います。スイング的な売りポジションが取りにくく、そういう意味ではバリュー銘柄を拾うのが良い場面ではないでしょうか。

先行きに関してはかなり不安な相場であり、何より不安な経済状態ではありますが、短期投資という意味では大きな崩れはもう少し先になるではないかと思います。ただ、中国が米国債を売却したということですので、どちらかというと各国の駆け引きや経済施策には十分に注視しておく必要があります。金融機関などのマッチポンプ的な買い煽りで実態が霞んでいるようなところがありますが、やはり大きな懸念が米国の長期金利の上昇。米国債を売却した中国の意図はまだ分かりませんが、これが継続的な処分という話であれば、長期金利の一段高は十分にあり得ますし、同時に人民元の動きにも注意が必要となってきます。

総じて言えば、今期の堅調な経済指数というのは各国の財政出動と経済対策による恩恵であり、後半の話となれば新たな財政出動が不可欠になってくると予測されるのですが、米国と中国の出方ひとつではこれ自体が頓挫しないとも限りません。各企業の予測については強弱マチマチではありますが、内容を精査すれば、強気な企業も保守的な企業も根拠ということになりますと、さほど明確ではないということが分かります。各国の総力戦と連携戦略によって、どこまで経済の悪化を食い止めることが出来るかということにおいて、今後は正念場を迎えることになると思うのですが、これは平たく言えば米国の財政をどれだけ海外が支えられるかと言い換えても良いと思います。ただし、米国の立場が弱まってくれば、「いい加減にしてくれ」という話になるわけですから、今、世界においての米国の影響力がどの程度であるのかについては常に注意しておくべきではあるでしょう。

さて、運命の衆院選が公示されたわけですが、自民党は先のGDPを頼りに、「経済対策は正しく効果が出ている」PRを行ってきました。この点については、植草一秀氏が的確に予言していた通りですが、

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-53d0.html

いくら何でも、自民党の「このまま行けば、来年のGDPは3.7%の上昇に転じる」などというヨタ話はやり過ぎではないか、むしろ墓穴を掘ったのでは? と思っているところです。個人的な感想を言いますと、「3.7%の上昇に転じる」という一文によって、全てがこれまで同様、誤魔化しである証左であり、というか、この国難の時にそんな脳天気な方針で政策をやられては困るんだ、と言いたいところではあります。

民主党のマニフェストにおける財源問題については、いまだマスコミや自民党が取り上げていますが、特別会計枠をオープンにして支出を全て見直しする、と言っているのですから、「本当に断行できれば」捻出は問題ないでしょう。概算すれば天下り先の公益法人を整理しただけで、かなりの予算が生まれますし、やるだけやってそれでも足りないから増税というのであれば納得も出来るというものです。このあたりは2002年に刺殺された石井紘基議員の著書に詳しいですので、興味があればぜひどうぞ。

『日本が自滅する日』
『官僚天国日本破産』
『だれも知らない日本国の裏帳簿』
『日本を喰いつくす寄生虫―特殊法人・公益法人を全廃せよ!』

需要があるのに再版未定が多いのは何かの陰謀というような話も聞かれますが、これは単に出版社が小さいからでは?と思ってますが。事実、PHPの書籍は買えるし(笑)。

いずれにせよ、現在は石井議員の成果が生きている流れとも言えるでしょう。勿体ない政治家でした。

参考(YouTube)
http://www.youtube.com/watch?v=onhxIzs78RU

http://www.youtube.com/watch?v=V9eabbwNGG0&NR=1
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