ハイブリッド車向けと中国ビジネスの堅調が注目される
(1) 体質強化が進む中、新車市場の見通しの改善で業績V字回復の可能性が出てきた、(2)ハイブリッド車向けが今後成長のドライバーとして期待できる、(3) 現地メーカーとの取引を含め中国ビジネスが急拡大、などから目先及び中期的見通しが大きく改善したため、株価は堅調に推移しよう。
10/3期1Q(4-6月)業績は前年同期比41%減収、営業損益▲208億円で着地。大幅減収赤字だが同社計画を売上は345億円、営業損益は221億円上ぶれた模様。営業赤字は計画の半分以下に止まり、直前四半期との比較では赤字幅は317億円改善した。短期間での損益の大幅改善には徹底した諸経費の削減などが大きく寄与しており同社の企業体質改善に向けての底力は高く評価できよう。
同社は上期(4-9月)計画を上方修正。ただしほぼ1Qの上ぶれ分のみを従来見通しに上乗せする極めて保守的な内容。通期計画は下期(10-3月)不透明を理由に据え置かれたが、トヨタ自動車(7203、以下トヨタ)の販売計画上方修正に加え、ハイブリッド車、中国向けビジネスの堅調を踏まえると同社計画上ぶれは十分可能だろう。
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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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