13日の日経平均は10517.19(+82.19)と上昇。転換線10418を維持しているものの、前日のNYの上昇をうけているにもかかわらずやや鈍い動き。11日の高値も抜けずにいる。なおボリンジャーがプラスσを維持していて、なんとか上昇基調を維持しているが、さらに下がってくれば、上昇一服となる可能性がある。
ダウは9398,19(+36.58)。小売売上が悪い数字であったことを受けて100ドル近くさげてから反発。転換線9285を維持しているが高値9437をぬけずに、上値が切り下がってきているので重くなってきているが、かろうじてボリンジャーのプラスσ9327を維持しているが、この水準から下げてくればやはり一服になる可能性がある。
ドル円は95.42。小売売上の低い数字を受けて、さらにドル下落。基準線94.88はなんとか維持しているが、転換線96.15は割り込んでしまって、ボリンジャーのプラスσ95.84もきっており、メーターが振り切れるまでドルが買われたのが嘘のような「いってこい」の状況になってきている。週足の基準線は96.43なのでこれも割り込んでおり、中期は円安を示唆していることになり、まことに読みにくい状況。月足も結局基準線のはるか下のまま。
為替の激しい動きは、市場がアメリカ経済の回復をまだ本当には信用していない様子を写しているのであろうか。結局ドル高、株回復の第二ステージにはのれなかったことを示すという声もあるようだ。上昇夏休みということで、株式市場も先物主導で動いてきたともいわれており、なにかのきっかけで、一服しあいた窓をうめるような動きになる可能性がありそうだ。