木下 晃伸さんのブログ

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製造業の回復は、これからが本物となる

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● 【本日のニュース】/4-6月期の製造工業稼働率、過去最大の上昇幅
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経済産業省が12日発表した09年4~6月の製造工業稼働率指数(確報値、2005年=100、季節調整済み)は、前期比12.6%上昇の71.4と、5四半期ぶりに上昇に転じた。4半期ベースでは過去最大の上昇幅となった。自動車向けの鉄鋼や家電用電子部品などの生産が増加したことが主因。


(2009/08/12付日経速報ニュースより一部抜粋)



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【ニュースの深層】製造業の回復は、これからが本物となる
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■いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。


経済アナリスト、木下晃伸です。



■製造業が回復し始めています。すでに決算発表があった4-6月決算でも明らかですが、今年初めとはずいぶん景色が異なってきているように思います。


製造業回復の息吹を感じ取り始めたのは、今年の3月でした。


特に、私の地元名古屋で、「愛知の自動車産業と環境」と題したセミナーで講演させていただく機会があるなど、自動車産業に注目してきました。



■元々自動車セクターは、日本株の柱でもあることからトヨタ、ホンダ、日産はもちろんのこと、スズキなど小型車メーカーに至るまで直接取材を行ってきています。


直近では、米国における自動車産業を視察、国内ではトヨタ系自動車部品関連企業の取材も行い、さらに足元を固めてきました。



■そこで私が分析したこと。それは、自動車産業の復活はこれからさらに加速するということです。


会社側はまだまだ慎重な姿勢を崩していません。それも取材で確認できました。しかし、私なりに様々な切り口から分析を行うと、会社側の業績予想はずいぶんと慎重である、と感じるのです。


今回の経済危機の影響を最も強く受けた産業のひとつである自動車産業が復活するとなれば、株価のもう一段上昇は、射程圏内にあると考えてよい、というのが私の現時点における仮説です。



(文責:木下晃伸 きのしたてるのぶ)
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