金融危機のあおりを受け、世界中で租税回避地規制が強まってきてますね。
http://money.mag2.com/invest/kokusai/2009/06/post_118.html
G20でタックスヘイヴンの監視強化が合意され、UBS問題でスイスのプライベートバンクの秘密主義に批判が集まっているそうです。
UBS問題とは↓のような事件です。
http://www.alt-invest.com/tachibana/ubs1.html
法律の裏をかくように合法的に脱税?する個人に対して国家間の情報交換が行なわれるようになってます。
G20の決定を受け、日本政府はスイス、香港、シンガポールなどとの租税条約改定を検討しはじめてます。
金融サミットで採択された首脳宣言で、脱税の温床になっているタックスヘイブンの最新版“ブラックリスト”の公表が決まりました。
経済協力開発機構(OECD)が発表したブラックリストとグレーリスト
<ブラックリスト>
フィリピン、マレーシア(ラブアン島)、ウルグアイ、コスタリカ
<グレーリスト>
オーストリア、スイス、ルクセンブルグ、アンドラ、シンガポール
モナコ、リヒテンシュタイン、英バージン諸島
タックスヘイヴン批判の先頭に立つアメリカは、外国からの投資を引きつけるために大規模な非課税政策を採用していますが、たとえば非居住者である海外の投資家は、株式の売却益(譲渡所得)や預金の利子に課税されることがありません。
近い将来、世界最大のタックスヘイヴンは、ケイマン諸島でもなく、ルクセンブルクでもなく、アメリカということになっていくのでしょうか。