TIW藤根 靖晃さんのブログ

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【豊田自動織機】自動車事業に底打ち感があるが…

自動車事業に底打ち感があるが、産業車両見通しは悪化

(1)10/3 期1Q(4-6月)収益の前四半期(09/3期4Q(1-3月))からの改善、(2)自動車事業の底打ち感、(3)保有株価格上昇による純資産の増加、などから株価の下値は堅いだろう。ただし産業車両(主にフォークリフト)見通しの悪化からトヨタ自動車(7203、以下トヨタ)グループの中では収益回復力が弱いと見込まれ上値も重いとTIWは考える。

1Qは売上高2,887億円(前年同期比38%減)、営業損益▲95億円となった。減収、赤字だが売上高は前四半期を116億円上回り、営業損益は原価低減や費用削減が順調に進み前四半期から158億円改善。主力事業は自動車は前四半期から改善、産業車両は悪化が継続。販売数量はトヨタ受託車両52千台(前四半期44千台)、トヨタ受託エンジン92千台(同87千台)、コンプレッサー337万台(同277万台)と自動車関連は全セグメントが前四半期の水準を上回った。一方、産業車両は25千台(同30千台)となりまだ底が見えない。

1Qは計画線で着地し同社認識では前四半期が底となった模様。足元は在庫調整が完了、トヨタ生産回復により自動車関係は明るさを増すが、産業車両は全体需要見通しが期初から悪化し厳しい印象。下期(10-3月)に営業黒字化を見込む今期計画は自動車で産業車両の不振を補うことで達成の確度は高いと考える。なおTIWの利益計画上ぶれ見込みは主にトヨタなどからの中間受取配当のTIW予想勘案による。リスク要因は世界景気と物流の動き、自動車需要動向など。

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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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