木下 晃伸さんのブログ

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次なるキーワードは「通期業績上方修正」

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● 【本日のニュース】/スズキの4~6月期、黒字を確保
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スズキが3日に発表した2009年4~6月期連結決算は純利益が前年同期比92%減の21億円だった。足元では「計画線以上の水準」(広沢孝夫専務)で黒字を確保した。10年3月期通期は期初予想(前期比82%減の50億円)を据え置いたものの、好調なインド市場が支えとなり計画を上回る公算が大きい。


(2009/08/04付日経速報ニュースより一部抜粋)


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【ニュースの深層】次なるキーワードは「通期業績上方修正」
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■いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。


経済アナリスト、木下晃伸です。


■昨日の米NYダウは好調な推移となっています。


なかでも7月の新車販売台数が発表、フォードが前年同期比プラスに転じるなど、好調ぶりが自動車株を押し上げています。


私は、7月1日より7日まで、自動車セクターの復活の可能性を確かめるべく、訪米、現地をこの目で見てきました。


そして、自動車産業の復活を確信して帰ってきたわけです。



■では、具体的に何を見てそう判断したのか。それは足元の販売復活の可能性です。


今回の訪米関係で、ニューヨークに拠点を持つホリコ・キャピタルの堀古氏と面談する機会を持たせていただきました。その中で堀古氏から「自動車販売の現場では現金一括売りに限るという場面すらあった」とお聞きしました。


それが、通常のローンが使えるようになるとそれだけでも需要は戻る、ということをディスカッションしたのです。


すでにその動きが米国自動車販売が戻り始めたということが証明していると言えるでしょう。


景気刺激策に対して米国はまだのりしろがあります。自動車業界はこれから本格的に回復していくと考えています。


(文責:木下晃伸 きのしたてるのぶ)
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