今、ジェレミー・シーゲル氏の株式投資 第4版
(長期投資で成功するための完全ガイド)
http://saig.livedoor.biz/archives/1507635.html
という本を1週間かけて読み終えました。
400ページ近くある文章量とデータの多さに「どんなことが書かれてあるのだろう?」と期待し手に取った本です。
内容はタイトル通りの長期投資に関する本でしたが長く使える優良バイブルでした。
特に私が素晴らしいなと感じたのは第19章行動ファイナンスと投資の心理学の内容でした。
株をこれから始めようと考えている方は真っ先に読んで欲しいと願います。
ここでは「株は安い時に買い、高い時に売る」という単純な投資がなぜこんなにも失敗するのか?
その答えを心理学、特に群集心理についてわかりやすく解説してくれています。
群集心理とは、自分の考えを優勢、もしくは大多数の意見に合わせてしまう傾向の心理です。
日本の相場格言では「人の行く裏に道あり花の山」という言葉があります。
千利休(せんのりきゅう)が言った言葉ともいわれています。
みんなが行くところではなく、誰もが行かないような裏山に美しい花が咲いているものだ。
商売でも株でも、みんながやらなかったことをやったり、みんなと逆のことをやると、大きな成果を上げることができるという意味です。
この格言は米では使われてないのかも知れませんが重要ですね。
他にも書ききれないほど重要なアドバイスが書かれており、いくつもの部分でアンダーラインを引きました。
他の書籍では投資法、テクニックについての本はいくつもありますが、ほとんどの投資家はなぜ失敗し、資金を大きく減らしてしまうのか?
まずはこのテーマについて勉強してみることのほうが遠回りせずにいいと思います。
ですが・・・
これ(儲けるよりも損をしない投資家になるための勉強)を先にする人はほとんどいないと思います。
その答えも、第19章に書かれてました。