今、ジェレミー・シーゲル氏の株式投資 第4版
(長期投資で成功するための完全ガイド)
という本を読んでいます。
http://saig.livedoor.biz/archives/1505396.html
400ページ以上もありますので読み終えるまでに1週間くらいかかりそうですが、じっくりと読んでいます。
そこに書かれていた内容でダウの負け犬戦略という投資法があり、これは面白い内容だと感じたので紹介させていただきます。
一時、本屋の投資本コーナーでも似たようなタイトルがあったような気もしましたが・・・。
この投資法のもとになったのはシーゲル氏や他の研究者が発表した
配当利回りが高いグループほど、配当利回りの低いグループよりも、確実に高いトータルリターンを投資家に提供しているという結果です。
(書籍内では156~160ページにて紹介)
この理論を実践していく投資法がタイトルにもあります
「ダウの負け犬」戦略になります。
具体的にはダウ平均構成銘柄のうち配当利回りが最も高い10銘柄を12月31日に購入し、それらを一年間保有する。
そして次の年の12月31日になったら、その時点で配当利回りが最も高い10銘柄と入れ替える。
というプロセスを繰り返す方法だそうです。
この戦略で投資をした結果、過去50年(1957~2006)のリターンがダウ平均より3%、S&P500よりも4.5%もの高い利回りを出したそうです。
数字上では3%の違いですが、それが50年となると元本は約3.8倍も違うことになり、4.5%になると何と7.4倍も変わってくるから驚きます!
ちなみに日本株では日経225構成銘柄から選ぶということになりそうですがベスト10は
1位 7201 日産自動車 7.96%
2位 9104 商船三井 5.98%
3位 9101 日本郵船 5.81%
4位 5411 JFEHD 4.93%
5位 7951 ヤマハ 4.88%
6位 6504 富士電機HD 4.81%
7位 8803 平和不動産 4.54%
8位 8628 松井証券 4.51%
9位 7267 ホンダ 3.85%
10位 5711 三菱マテリアル 3.55%
になりました。
日々の株価変動で順位は入れ替わると思いますがその点はご了承ください。
計算方法は08年大納会の終値に購入最小単元株数をかけそれを合計した金額を7月30日の終値と比べ、それだけ上昇しているかを検討してみます。
その2へ続く・・・