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今日の日経平均株価は? 7月30日

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 今週に入って、日経平均株価は小動きの展開が続いています。そして今日も弱含みの小動きが予想されます。

 寄り付きは、CMEの日経平均先物価格(円ベース)10,145円を下回りそうです。そして、ザラバは決算の動向に一喜一憂ということになりそうです。

 ダウ平均株価は26ドル、0.29%の下落と低調でした。と言っても、1時半ごろには80ドルを上回る下げでしたから、大引けにかけて戻しており、それほど弱いという印象はありません。

 6月の耐久財受注は前月比-2.5%と、事前予想の-0.6%より悪かったのですが、自動車を除く受注でみると+1.1%で、コンセンサスであった0.0%を上回りました。

 地区連銀経済報告も、景気悪化のペース鈍化が指摘されています。

 ただし、懸念すべき要因も多いことに注意する必要があります。

 まず、週間ベースの原油在庫の急増。WTIが5.8%弱と大幅に下落しました。予想より良い決算を発表したコノコ・フィリップスの株価が3.5%下落し、時間外でさらに0.1%下落したことが象徴的でした。

 また、5年債が不調で利回りが急上昇しました。このため、ドルが強含み、原油や金など国際商品価格を大きく下落させたようです。対ドル円レートも円安方向に振れています。

 さらに、ダウ平均株価を比較的に小さな下落にとどめたのが、ヘルスケアなどのディフェンシブ・セクターで、市場のセンチメントはかなり警戒的になっている様子がうかがわれます。

 このような米国株式市場の動向を受けての、今日の日経平均株価ですから、CMEでの清算価格は、前日の日経平均株価終値を上回っているのですが、警戒的な態勢を取りたいと思っています。

 寄り付き前に発表される6月の鉱工業生産では、前月比2.5%増加がコンセンサスになっているようですが、大きな驚きはないだろうと見ています。

 需要の回復が確認できなければ、生産の増加は在庫を積み上げるだけですから、生産が予想以上に強いからと言って、楽観的になるのは避けるべきでしょう。

 ソニー、シャープ、信越化学工業、任天堂など注目企業の決算が続々と出てきます。

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