16日の東京株式市場で日経平均株価は3日続伸した。終値は前日比74円91銭(0.81%)高の9344円16銭。前日の米株高を手掛かりに上昇したものの後場に入り伸び悩んだ。米ダウ工業株30種平均が250ドル超上げた流れを引き継いだほか、前日の東京市場に比べ円が下落したことを背景に前場は主力株を中心に幅広い銘柄に買いが入り、日経平均は200円強上昇した。ただ、午後には米ノンバンクCITグループの破綻懸念や大幅高の反動による日本時間今夜の米株安を警戒する投資家が増え、利益確定の売りが強まった。取引時間中の高値は9489円で、心理的な節目の9500円に届かなかったことで上値は重いと見る市場関係者も多かった。東証株価指数(TOPIX)も反発して引けた。