民間調査会社の東京商工リサーチが８日発表した2009年１－６月期の企業倒産は、前年同期と比べ件数・負債総額ともに増加した。負債総額1000万円以上の企業倒産（銀行取引停止処分などを含む）件数は前年同期比8.3％増の8169件で、上半期としては03年（8786件）以来、６年ぶりに8000件を上回った。 負債総額は47.4％増の４兆6853億円と、04年（４兆1642億円）以来、５年ぶりに４兆円を超えた。負債が100億円以上の大型倒産が70件と、前年同期の42件を大幅に上回ったことが響いた。ただ08年下半期（７－12月）の９兆円超よりは減少した。 上場企業倒産（上場廃止後の倒産を除く）は18件だった。 業種別では最も多い建設業の倒産件数が１％減った。これに対して製造業は31％、不動産業は25％増えた。
