8日の米国株式相場でダウ工業株30種平均は小幅に反発。前日比14ドル81セント高の8178ドル41セントで終えた。ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに小幅に反発し、終値は1.00ポイント高の1747.17。景気不安や投資家のリスク許容度が低下するとの思惑から相場は安く推移する場面が目立ったが、取引終了にかけて持ち高調整などの買いが入り小高く終えた。 通常取引終了後に非鉄大手アルコアが四半期決算の発表を予定しており、米企業の決算発表の本格化を前に様子見ムードが強かった。原油先物相場の大幅な下落で投資家がリスクを回避する姿勢に一段と傾くとの見方が広がり、ダウ平均は一時76ドル安まで下げた。ただ大幅安の翌日で自律反発狙いの買いが入りやすかったほか、10年物国債入札が好調で金利上昇懸念が薄れたことが株式相場の支援材料になったとの見方もあった。