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韓国 「環境エネルギータウン」作る

●【経済】全国14カ所「環境エネルギータウン」作る

 環境部と農林水産食品部などが6日、大統領府で開かれた緑色成長委員会で、
李明博(イ・ミョンバク)大統領に報告した「廃資源エネルギー対策」は全国の各
種廃資源エネルギー化施設を拠点化して、エネルギー生産効率を極大化すること
に焦点が合わされている。

 このために2013年まで、全国8大地域別に、14の環境エネルギータウンが作ら
れ、2020年まで廃資源や農業副産物などを活用して、エネルギー自給率を高めた
「超炭素緑色の村」600カ所が作られる。

◆環境エネルギータウン建設=韓国政府は2013年まで、各環境エネルギータウン
に48の廃資源エネルギー化施設(1万4000トン/日)を設置して、利用可能な全体廃
資源の33%に該当する386万トンの廃資源をエネルギー化することにした。

 国内の廃資源エネルギー使用可能量は年間1169万トン水準だが、この中でエネ
ルギー化される規模は2007年基準で1.9%に該当する22万トン水準に過ぎない。

 また2013年まで使用可能焼却余熱(残った熱)と埋めたてガスの年間リサイクル
量を各々41万ギガカロリー、9219万立方メートルに押し上げる方針だ。

 特に455万平方メートルの埋めたて予定地を活用して、首都圏埋立地に世界最
高の「環境エネルギー総合タウン」を作って、緑色成長の前進基地にする案が推
進される。

 これと共に、首都圏環境エネルギー総合タウンを廃資源、自然力、バイオ、環
境・文化など4つのテーマタウン別に作り、世界的な環境名所として育成するこ
とにした。

◆超炭素緑色の村600カ所造成=政府は来年から農村と小都市を中心に、各々他の
類型の超炭素緑色の村を作って、エネルギー自給率を高めることにした。

 まず来年から2012年まで、農食品部は農漁村型2カ所、環境部は都市型2カ所、
行政安全部は道・農複合型2カ所、山林庁は山村型4カ所の総10ケ村を試験超炭素
緑色の村とする。

 日常生活、産業活動の副産物から生じるが、エネルギーとしては活用されない
資源を体系的に活用できる設備と体系を備えて、エネルギー自給度を40%に高め
るということだ。

 農食品残滓物、畜産廃水、農業副産物、食物ゴミ、廃食用油、枝落葉など林木
副産物、廃家具、可燃性生活廃棄物、太陽光・風力・水力など自然エネルギーな
どが活用対象だ。
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