本来、見えざる手の力によって社会の利潤を追求する合理的な資本主義経済ですが、行き過ぎた資本主義経済は、いつしか過剰流動性を生み、世界恐慌と呼ばれる程のリセッションを呼び起こします。(1929年のBlack Thursday、1987年のBlack Monday、そして2008年には世界金融危機が発生)一旦不況が襲うと、労働価値が限りなく0に近くなり、生産能力があるにもかかわらず多くの労働者がリストラされ行き場を失ってしまいます。資本主義経済では労働価値が0だとしても、本来は労働力があるわけです。