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アルゼンチン 新型インフル非常事態
新型インフルによる非常事態を宣言―アルゼンチン首都
全国17自治体で学級閉鎖へ
世界3番目の死者数35人
6月30日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスのマクリ市長が新型インフル対応で非常事態宣言を発令。
写真は同市内でマスクをして歩く男性(2009年 ロイター) [拡大]
【サンパウロ1日綾村悟】新型インフルの感染拡大が続いている南米アルゼンチンで、
同国首都ブエノスアイレスのマクリ市長は30日、新型インフルエンザの感染拡大を防ぐために首都全域に「衛生」非常事態を宣言した。
市当局は、地域市民に極力外出を控えるように呼び掛けるほか、学校の冬休みを前倒しして実施するように要請している。
また、ブエノスアイレス市を含む17の自治体が同日、学級閉鎖を決定した。
ブエノスアイレス市のレムス保健局長は30日、「タミフルなどの抗インフルエンザ剤の在庫は十分にあり心配ない」
「病院は(新型インフル対策で)込み合ってはいるものの機能している」などと声明を発表、市民に平静を呼び掛けた。
現時点で映画館や飲食店など公共の場所を閉鎖する予定はないという。
本格的な冬を迎えている南半球に位置する南米では、特に南端に位置するアルゼンチンとチリで新型インフルへの感染者が増え続けている。
特にアルゼンチンでは、これまでに1587人が感染、35人が死亡するなど死者数ではメキシコと米国に続く世界3番目となっている。
新型インフル拡大を受けて、先月29日にはオカニャ保健相が辞任を表明、同相は政府首脳に対して新型インフルへの対応の遅れを批判していた。
2009/07/01 16:47
新型インフル、スペインで感染女性が出産後に死亡
【マドリード 30日 ロイター】 スペインのラジオ局が伝えたところによると、首都マドリードの病院で30日、妊娠中に新型インフルエンザ(H1N1型)に感染した女性(19)が、帝王切開による出産後数時間を経て死亡した。
同国での新型インフルエンザ感染による死者は初めて。
2009/07/01 12:01
新型インフルエンザ、ケニアで初の感染確認
【ナイロビ 29日 ロイター】 ケニアのムゴ公共福祉・衛生相は29日、英国人の男子学生(20)が新型インフルエンザ(H1N1型)に感染したと発表した。同国での感染確認は初めて。
また、30人の学生グループが、ケニア西部の都市キスムのホテルに隔離されている。感染が確認された男子学生の容体は、入院の必要がない程度だという。
これまでにアフリカで新型インフルエンザ感染が確認されている国は、南アフリカ、エチオピア、コートジボワール。
2009/06/30 11:22
新型インフルエンザ、ボスニアで初の感染確認
【バニャルカ(ボスニア・ヘルツェゴビナ) 1日 ロイター】 ボスニア・ヘルツェゴビナの保健当局は1日、
先週南米から到着した女性(24)から新型インフルエンザ(H1N1型)ウイルスが検出されたと発表した。
同国での新型インフルエンザの感染確認は初めて。
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