るきるきさんのブログ

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日々投資090630

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本日の日本市場は終始力強く推移し+174円で引け。ドレッシング買いや投信買いもしっかり入っていたようですが、寄りが高かったこともあり、個別銘柄レベルでは全体的に妙味が乏しい一日でもありましたし、一時、10000円をつけた場面もあったことはあったのですが、跳ね返される結果となり、上値が重いことも改めて確認された一日であったとも言える思います。いわば試合に勝って勝負に負けたとでも言うんでしょうか、上げたことは良いに決まっているのですが、内容はさほどよろしくないというわけで、個人的にはやや懸念を持っているところです。

先ほど米国では重要指数が立て続けに3つほど発表されたのですが、S&P住宅指数、シカゴ景気指数は好感されても良い内容ではあったものの、景気信頼感指数が市場予測を下回ったことが嫌気されてダウは大幅下落となっています。米国経済の鍵を握るとされる(ということはひいては世界経済に大きな影響を与えるということですが)個人消費に関する指数が悪かったということですから説明がつくことはつくのですが、実際は投機筋の決算が終了したため力業で堅調さを演出する必要がなくなったという解釈で良いと思います。

もっとも今回だけでは何とも言えない部分はありますし、米国も月末といういことでドレッシング買いの期待もあるでしょうから、ここから切り返す可能性もないではないですが、この状態から示唆される点は、好材料に対しては好材料が出て反応を見てないことには何とも言えませんが、悪材料にはこれまでと違って素直に反応すると考えた方が良いということだと思います。上値を追いにくいとなれば、下ブレを狙った方が簡単なわけですから常套手段に戻ったとすれば当然の反応とも言えると思います。

スケジュール的に考えますと、今週は週末が独立記念日にあたり米市場が休場ですし、重要指数の発表も多いですので軟調になりやすいということではないでしょうか。特に注意しなければならないのが、明日のADP雇用統計と明後日の雇用統計だと思います。日銀短観と製造業景気指数は良い数値が見込まれていますが、これは織り込み済みと見た方が良く、よほどの改善が出てこない限り市場への影響は限定的だと思えますので、失業者数に悪い数字が出てくるようですと、思わぬ下落があり得るだけでなく、以後の市場心理にも影響してくる可能性が高いです。

今日あたりはチャートが崩れた銘柄にも買いが戻っていましたので、そういう意味では売りポジションを取るには良い日でしたが、もし、このままダウが大幅下落で推移すれば、売りについては明日含み益が出ると思いますのでリスクを取ることができるのですが、持っていない場合は、売りにしても買いにしても新規立ては結構な博打になりますので様子見の方が無難なのかもしれません。ほどよい軟調であれば内需などが買われるとは思いますが、大きく下落をした場合、取りあえず全面売りになる可能性は想定しなければならないでしょう。

もっとも、案外、雇用指数が警戒されているほど悪くはなく、底堅い相場が戻るのかもしれませんし、不確定要素が多すぎて何とも言えない部分があり、「現状」でしか対応できないのですが、早すぎる売り買いは注意を要するとは思います。
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