210629概況

東京株式市場は小動きで始まった。先週末の米国株式市場は指数によってまちまちの動きとなり、東京市場での手掛り材料とはならなかった。寄り前に発表された5月の鉱工業生産指数(速報)は前月比5.9%上昇で予想の範囲内。株式市場への影響は限定的だった。日経平均は先週末まで3日続伸で300円超上昇したが、循環物色がうまく機能しているとの指摘が多く、利益確定売りに対しても大きく下げることはなかった。
日経平均は11円安で始まった後、プラスに転じ、小幅高水準での推移となった。売るにも買うにも決め手となる手掛り材料が見当らない様子。
 後場に入ると、13時頃から売りが優勢となり、日経平均はマイナスに転じた。一部で、みずほFGが今週中にも最大6000億円の増資に伴う普通株の発行手続きを開始する見通しだ、と伝えられ、需給悪化の思惑から売りがかさんだという。上値の重さも嫌気され、日経平均の下げ幅は一時100円を超えた。

出来高は概算22.3億株(前日比+4.0億株)、売買代金は1兆4918億円(前日比+1574億円)
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