先ほど経済産業省が発表した5月の鉱工業生産は、堅調ではありましたが、コンセンサスを下回りました。
生産は季節調整済み前月比で5.9%増加しましたが、事前予想は7.3%増でした。原指数の前年同月比では-29.5%とコンセンサスの-28.8%より減少幅が大きめでした。
したがって、株式市場にはマイナスの影響となりそうです。
個人的には、出荷が季節調整済み前月比で4.5%増、原指数の前年同月比が-30.0%であったことが気になります。生産が回復しても、出荷、つまり需要が十分に追いついていないことを示唆するためです。
