【明治ホールディングス】2011年度の経営目標を売上高…

[TIW藤根 靖晃さん]

2011年度の経営目標を売上高1兆2,600億円、経常利益450億円に設定

4月1日に明治製菓と明治乳業が経営統合、株式移転方式で共同持株会社明治ホールディングスが誕生した。TIWでは、両社の上場廃止に伴い、明治ホールディングスのカバレッジを開始する。

株価は指標面から概ね妥当な水準と考える。規模による業績安定感を評価すれば、下値不安は小さいだろう。会社側は10/3期業績を単純合算ベースで前期比微増収、微増益と計画。TIWでは、特に違和感のない計画と考える。統合シナジー効果が具体的な成果として出てくれば、株価上昇のきっかけになろう。

同社は2011年度（12/3期）の経営目標を売上高1兆2,600億円（09/3期単純合算比12％増）、経常利益450億円（同91％増）に設定した。かなり意欲的な計画であり、目標数値の達成には増収効果はもちろん、早期にシナジー効果を出現させることが必須の課題と言えよう。

足元4～5月は、旧明治乳業で前年同期比+4％と計画をやや上回った。「ブルガリアヨーグルト」や 「プロビオヨーグルトLG21」など苦戦が見込まれたヨーグルトが2桁の伸びを記録した。

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