滝は何万年も前からその場所で落下し続けて
いますが、季節毎に、天候毎に、或いは見に行
った人の心毎にその見え方が異なります。特に
雪解けで水があふれ出す時期は、最もスケール
が大きくなり、見るには格好の季節となります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BB%9D
滝の名所ベスト10という調査結果を目にし
ましたが、1位は北アルプスの山肌に落ちる
「称名(しょうみょう)滝」となっていました。
4段の滝で350メートルの落差は日本一、エ
メラルドグリーンの滝つぼも見事な「日本一の
名瀑(ばく)」にあげる人が多くいます。
2位は「羽衣の滝」で、270メートル国内
3位の落差を持つ7段の滝です。岩肌を伝う繊
細な筋が優美な天女の羽衣のように見えるそう
です。
尚、1~10位までは次のようになっていま
した。
1.称名(しょうみょう)滝
富山県 350メートル 段瀑
2.羽衣の滝
北海道 270メートル 段瀑
3.不動七重滝(ふどうななえのたき)
奈良県 100メートル 段瀑
4.那智(なち)の滝
和歌山県 133メートル 直瀑
5.華厳(けごん)の滝
栃木県 97メートル 直瀑
5.三条の滝
福島県 100メートル 直瀑
7.白糸の滝
静岡県 26メートル 潜流瀑
7.安(やす)の滝
秋田県 90メートル 分岐瀑
9.松見の滝(まつみのたき)
青森県 90メートル 段瀑
10.吹割(ふきわれ)の滝
群馬県 7メートル 渓流瀑
垂直に一気に落下するのが「直瀑(ばく)」、
段差のあるとことを落下する「段瀑」、途中で
岩に当たって水が分かれる「分岐瀑」、傾斜の
強い斜面を滑るように流れる「渓流瀑」、地中
を流れてきた伏流水が断層などで地表に吹き出
すように落ちる「潜流瀑」といった様々な滝の
形状があります。
ちなみに、世界三大滝は、カナダの「ナイヤ
ガラの滝」、南米の「イグアスの滝」、そして
アフリカの「ビクトリアの滝」と言われていま
す。