UMC取締役 岡部さんのブログ

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今後の展望。

月曜日の東京マーケットは、先週末のNY株式市場が原油価格の大幅な下落が嫌気され下落したが、景気底入れとの見方が拡大していることから買い先行でスタートし、小幅続伸となりました。業種別では、米エネルギーセクターが売られたことから石油関連銘柄株が売られた他、東証1部上場銘柄のうち値上がりが74%とゴム製品、食料品を中心に好業績期待の銘柄に買いが集まった他、材料の出た中低位株の一角が大きく買われています。前回のコラムで、「短期的な過熱感もあることから急激な上昇は見込めないことから、今後は10000円をうかがう展開になると想定しております。」と記載した通り、10000円を超えた後は短期的な過熱感から利益確定の売りに押され9000円台での取引となっています。景気底入れとの見方が拡大し日経平均株価が10000円を超えるなど堅調に推移してきましたが、短期的な過熱感から利益確定の売りも入り10000円付近での調整相場となっております。最近発表されている経済指標などを見ても、景気底打ちを裏付ける内容となっており、大幅な下落はないと予想しており10000円付近での調整相場後には、再び上昇すると想定しております。しかし、失業率の拡大や消費の落ち込みなどの懸念があることから、調整相場がもう少し続くと予想しており今後も10000円付近での相場になると想定しています。
東京証券取引所が発表した投資主体別売買動向は6月第2週の個人投資家が3週連続売り越しとなった一方、外国人投資家が3週連続買い越しとなっています。景気底入れとの見方が拡大していますが、失業率の拡大や消費の落ち込みなどの懸念があることから、今後も個別銘柄重視の戦略が良いと考えています。サブプライム問題を背景とする世界的経済減速懸念は完全に払拭されていないことから、今後も海外マーケットの下落可能性といった不透明要因を見極めながら、全体が下がっても逆行高するような短期値幅取りができるような銘柄を紹介したいと考えています。
テクニカル指標では25日移動平均との乖離が縮小し、25日移動平均線の9658円を底値として再び上昇相場となると予想され、今後も好業績期待銘柄を中心に短期上昇が見込める個別銘柄選定に力を入れたいと考えています。本日は新興市場銘柄の一角、更には個別に好材料が出た銘柄、低位株を中心に個人投資家、証券自己ディーラーと見られる短期資金が流入しています。新興市場は、日経JQ平均も日経平均同様、続伸となりマザーズ指数も好業績銘柄の一部が大幅に上昇しており、ここ数日も紹介銘柄が大きく上昇しています。

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