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新型インフル 95カ国、4万4287人

新型インフル、アルゼンチンで感染者が千人突破

 【サンパウロ20日綾村悟】本格的な冬を迎えている南米アルゼンチンの保健当局は19日、新型インフルエンザへの感染が確認された患者数が、初めて千人を超えたと発表した。当局が確認した感染者数は1010人、死者は7人となった。最近の死亡者が15歳の学生と学校教師であることも確認された。アルゼンチンの地元紙が報じた。

 また、隣国のチリでは19日までに、南米(南半球)で最も多い4千人を超える新型インフルへの感染者を確認(4315人)、死者も4人となった。さらにブラジルでも感染者数は拡大の方向にあり、同日までに131人の感染が確認されている。

 また、南半球に位置する南米はこれからが本格的な冬本番だが、さらに乾季にも入っており、乾季特有の温度差などもあってウイルス感染が発生しやすい条件が揃っている。

 ブラジル保健省は、未だ同国内での感染拡大の傾向はないと発表しているが、定期的に政府・保健省関係者が会合を開くなど新型インフルの感染拡大に注意を払っている。

 新型インフル対策では、チリ政府が今月16日に新型インフル対策のための国家非常事態宣言を発表した。保健大臣を含む医療関係者には、新型インフル対策に限って超法規的措置を行う権限が与えられた他、タミフルなど新型インフルの対処薬が無料で配布される。また、チリ政府は50万人分のワクチン確保をWHOに要請した他、南米各国政府もワクチン確保にむけて動いているという。

 今月11日にWHO(世界保健機構)によってパンデミック宣言が出された新型インフルザは、さらに感染が拡大しており、95カ国、4万4287人の感染が確認されている。



2009/6/20 22:39
新型インフルの感染者が100人を超える-ブラジル
 【サンパウロ19日綾村悟】ブラジルの保健省関係者は18日、同国での新型インフルエンザへの感染確認者が始めて100人を超えたと発表した。国営ブラジル通信が報じた。
 同国保健省の発表によると、新型インフルへの感染が確認された人数は、17日の96人から13人増えて109人になった。また、新型インフルへの感染が疑われている例が117件あるという。

 本格的な冬を迎えつつある南半球に位置するブラジルでは、国内での新型インフル拡大が懸念されている。ただし、保健省関係者は、新型インフルへの感染が確認された内90人(86・6%)は海外の渡航先で感染したものだと判定、新型インフルの国内感染が拡大している兆候はまだみられないとしている。

 WHO(世界保健機構)が今月11日にパンデミック宣言を出した新型インフルエンザは、南米で感染拡大が続いており、チリでは感染者が3000人を超えた。隣国のアルゼンチンでも17日の時点で感染者数が918人と1000人を超えるペースで拡大しており、同国では新型インフル感染による死者が4人出ている。


2009/6/20 7:05
オーストラリアで新型インフル感染者が死亡=保健当局

 6月19日、オーストラリアで新型インフル感染者が死亡したことが明らかに。しゃメルボルン郊外の病院で12日撮影(2009年 ロイター) [拡大]
 【シドニー 19日 ロイター】 オーストラリアの保健当局によると、新型インフルエンザ(HIN1型)に感染していた26歳の男性が19日死亡した。ただ、この男性の死亡原因は新型インフルエンザではないという。
 保健当局がロイターに語ったところによると、この男性はいくつか病気を患っていたという。国内メディアはこの男性がロイヤル・アデレード・ホスピタルで死亡したと伝えた。

 オーストラリア国内の感染者数は2199人でインフルエンザによる死亡は出ていない。

2009/06/19 17:51
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