JTの株価が伸びてきた。
5月頭に平均価格24万円で買っているので、約30%近いアップ。
長期保有目的なので、目先の株価はあまり気にしていないが(やや上がりすぎて追加購入がしにくいが)、アナリストレポートの割安攻勢には最近の株価ではちょっと言い過ぎな気がする。
日興のレポートでは、のれん代を考慮したPERは他の食品セクター比較で低い、とコメントがあったが、この会社の株は国内銘柄比較よりも、海外の大手たばこ会社(フィリップモリスやBAT)と比較されるべき。
そのため、EV/EBITDA倍率比較を用いて割安感を主張するが、やっぱり配当の少なさが致命的。
もっと大胆な配当政策や自社株買いがないと、現時点では35万円を超えると、割高感もありうる。
フィリップモリスの配当利回りは4~5%ある。
たばこ銘柄に何を期待するのか、ということでしょう。
世界的にはその圧倒的なキャッシュフローから、配当・自社株買い、同業他社のM&Aを期待している。
健康問題など市場の先行きを危ぶむ声があるが、もうすでに残存者利益やポートフォリオマネジメントで言う、「金の生る木」(キャッシュ・カウ)の事業である。
タバコ会社に対する市場期待が何であるか、という目線ははっきりさせて買うべき銘柄だと思う。
私は長期的な配当銘柄なので、6200円程度の1株配当に対する配当利回り(6200/240000=2.6%)が長期的に上がっていく(例1株配当8000円だと同3.3%)ことを期待して買っています。その可能性は長期的には大きい。