「福神漬」とならんでカレーライスの付け合せ
としてポピュラーな存在の「ラッキョウ
」。意外
とその旬が分かりにくいのですが、5月末から7
月にかけて最盛期を迎えます。一大産地は鳥取県。
中国が原産とされるユリ科の植物で、秋には赤紫
色の花が咲きます。
古来、薬用として疲労回復やせき止めなどに用
いられてきましたが、ニンニクやネギに近い特有
の香りと辛みを生み出す硫化アリルという成分が
食欲を増進させ、血液の流れを改善し、体を温め
る作用もあるそうです。
漬物も美味しいですが、今の旬の時期には生の
まま、味噌をつけて食べるのもまた美味です。
ちなみに、「福神漬け」には、大根(ダイコン)、
茄子(ナス)、鉈豆(ナタマネ)、蓮根(レンコ
ン)、胡瓜(キュウリ)、シソの葉、白ゴマの
「7種の野菜」が入っており、これを「七福神」
に見立ててその名前の由来となったそうです。作
り方によって若干中身が違いますが、大根が中心
の漬物です。