12日の米国株式相場でダウ工業株30種平均は小幅に続伸し、前日比28ドル34セント高の8799ドル26セントで終えた。ダウ平均は昨年末比でプラスに転じたうえ、1月6日以来の高値を付けた。米長期金利の低下が買い安心感につながった。 一方、ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は小幅に反落し、3.57ポイント安の1858.80で終えた。半導体関連株が軟調だったことが重しだった。 午前発表の6月の米消費者態度指数(速報値、ミシガン大学調べ)は69.0と、市場予想には届かなかったが、前月の確報値は上回った。消費者心理の改善が支援材料となったとの声もあった。原油先物相場が下落したことから石油や素材株が軟調で、ダウ平均は54ドル安まで下げる場面があった。