空売り、本来売りを建てるのに必要な株券を用立てなくても売りを建てること。
これができるのは一部の機関投資家だけで個人投資家はできない。
金融危機の際、世界中で時限的にこのnaked short sellingを禁止しています。
株下落によるパニックを緩和するため、このような措置をとっているようです。
それに伴って日本ではなぜか一般投資家の信用売りまで規制をかけています。
「一回につき50単元以上の新規信用売り発注は禁止」「当日基準値以下での新規信用売りの禁止」
でも機関投資家には、そのような縛りがありません。
これは機関投資家の特権だったnaked short sellingが出来なくなる代わりに、一般投資家へは信用売りを規制しています。
だから「今までどおり機関投資家は有利な相場で儲けてくださいね。」ということでしょうか。
しかし、株取引の世界を知れば知るほど、一般投資家は機関投資家のカモになるように仕組まれていることをまざまざと感じさせられます。
そんななかで確実に利益を上乗せしていくことは、並大抵ではないようです。