小さなお客さん・・・

[馬並次郎さん]

年のころなら５～６歳の子供たちが５・６人やって来た

その中の一人がトレーにパンを２個乗っけてきて

「これください・・・！」

『みんなは、“パン屋さんに行く”って

　おうちの人に言ってきた？』…「うん、言ってきた！」

『へ～、じゃあいいけど・・・

お家の人にちゃんと言ってこないとダメよ！』

『じゃあ・・・・１９０円ね！・・・』

「おじちゃん、お金がわからないから・・取って・・」

財布を見てみると１０円玉と１円玉・・・。

『これじゃあ、買えないよ・・・』「じゃあ・・いい…。」

「お金が無いから外でジュース買う！」・・・わからん？

子供たちは外へ出て行った・・・

しばらくすると、また店に入ってきてこう言った・・・

「おじちゃん！ジュースが出ない・・・！」

『お金入れないと出ないよ！』・・・

「だって、ジュースが飲みたいんだもの・・・。」

・・・チョット、親の顔が見たくなった・・・