【アズワン】業績の底打ちを確認したい

[TIW藤根 靖晃さん]

指標面では10/3期TIW予想PER15.1倍と概ね妥当な水準。投資のタイミングとしては現在09/3期4Q（1-3月）並みに低迷している前年同期比減収率がいつ改善に向かうかがポイントになっている。さらなる業績の下振れリスクは少ないとの印象をTIWは受けるが、今しばらく業績底打ちを確認する必要があるだろう。


10/3期の会社計画は前期比8.9％減収、同15.8％営業減益、うち上期は前年同期比15.2％減収、32.3％営業減益という内容。主力2カタログの発行は見送る計画。足もと4-5月は前年同月比8.0％減収で推移し、保守的な感のある同社計画を上回っているものの、09/3期4Q並みの減収率で低迷している。
病院・介護部門は09/3期は前期比10.6％増収と拡大。主力の研究・産業機器部門でもバイオサイエンスは前期比33.4％増収となるなど一部成長分野をのぞき、電機、半導体、自動車業界などのこれまでの主要需要業界の急低下が響いた。

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