木下 晃伸さんのブログ

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【投資脳のつくり方】不動産株は金融株と捉える

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●【本日のニュース】/不動産市況回復を先取り? 米REIT株が急伸
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米不動産投資信託(REIT)株が急伸している。今年3月6日を底に代表的なREIT指数で58%上昇した。2007年2月7日のピークから3月6日までに75%下落しただけに、市場関係者の間ではREIT市場は最悪期を脱したのではとの明るい見方も出てきている。


投資家のREIT購入は、低迷の続く不動産市況の将来の回復を先取りしたものと受け止められ、資金繰りや家賃収入確保などREIT各社の経営状態は依然として厳しい中で、株価上昇は一筋の光を業界に投げかけている。


(09/06/06日経速報ニュースより抜粋)


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【ニュースの深層】不動産株は金融株と捉える
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■いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。


経済アナリスト、木下晃伸です。



■今回、私たちが経験した“100年に一度の危機”の原因を辿っていくと、やはりサブプライムローン問題という不動産に行き着きます。


過去を振り返っても、巨大なバブルには、必ずと言っていいほど、不動産の値上がりを見て取れます。


80年代の資産バブルはもちろんのこと、00年のITバブルであっても、不動産価格は上昇していました。渋谷等、ネット企業のオフィス需要により、特に上昇していた地域も見られました。



■そして、今回。


最近でも、東証一部であり、オリックスの支援を受けていたジョイント・コーポレーションが破綻するなど、不動産関連の破綻が目立ちます。


しかし、一方で、そのオリックスはボトムから見ると直近では2倍の上昇を見せておりますし、その他不動産関連銘柄も軒並み上昇しています。



■それら不動産株が上昇に転じたタイミングを見ると、当メールマガジンでお伝えした「3月10日」をキッカケとしていることは興味深いところです。


米金融機関の業績改善報道をキッカケに、全世界の株式市場が反騰したことは記憶に新しいところでしょう。3月10日の小さなニュースを見て、これは大変なことが起こると考え、株価暴騰の予感から【緊急特別リポート】を作成してから、実に日経平均株価は、3ヶ月で3000円弱もの上昇を見せています。



■では、どうして不動産が、このタイミングで一緒に上昇するのか。


たしかに、多くの不動産企業は、不動産の需要が壊滅的になってしまったために破綻するということはあったでしょう。


しかし、実際には、金融機関からの融資がストップしてしまったということが最大の理由です。


結局のところ、不動産も金融問題に帰結しているのです。カラクリを知ってしまえば、不動産株は金融株が上昇するタイミングで、連動することも気づくことができるでしょう。


いまは、まだ金融株の上昇につられて上昇に転じた感のある不動産株。積極的な行動に移っているわけではありません。


不動産はいつもバブルを生み出し、そして崩壊をさせますが、それでも不死鳥のごとく蘇るのも事実。


私は、いま投資を考えるのであれば、不動産、という考えを持っておくことは将来のリターンを大きくする上で非常に重要ではないか、と考えます。


(文責:木下晃伸 きのしたてるのぶ)

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