米国株式市場の下落を受けて、50円安で始った日経株価指数は、すぐに81円まで下落幅を拡大しました。ところが、そこから急速に切り返して前場の引け前には一時前日比1円高まで急上昇しました。そして、その直後に突然大きな売りが出て、急速に値を崩しました。後場は低迷ぎみに推移して、結局72.71円、0.75%の下落で終了しました。
要するに「行って来い」の展開でした。個人的には、かなり難しい相場だったと思います。特に前場の上げにはついていけませんでした。
上昇率トップのセクターは「証券商品先物」。証券株が好調であることは、証券市場の回復がさらに続くことに対する投資家の期待の強さを反映したものと考えれば、好ましいことだと考えます。
ただ、全く個人的な見方なのですが、野村ホールディングスの今日の株価推移が示すように、前場に意図的とも思える強引さで強烈に買い上げられたものが、後場には一転して息切れを起こしてしまったように見えます。このような展開が、今日の相場を難しいと感じさせる原因なのかもしれません。
現在(午後8時半)ダウが22ドル程度上げて入るのですが、上げ幅を縮めています。ナスダックの上昇は消えてしまいました。今日は1-3月期の非農業部門労働生産性と単位労働費用、が発表されます。前期比でみたコンセンサスはそれぞれ1.2%、2.9%の増加となっています。
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