はるるっぴさんのブログ
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ヘッジファンドのノルマ
ヘッジファンドのビジネスモデルが崩壊している。
直近では、日本株で連戦連勝だった
「空売り」のパーフォーマンスも悪い。
ここ数ヶ月の株価の上昇は、需給だけだったことが
遠くない将来、わかる人には、わかるでしょう。
少なくとも、わたしの周りの長期投資家は、
今、株式には、あまり関心がない。
(買っていないことを意味する。)
株価水準が、ファンダメンタルズに対比して高いからです。
今は、ヘッジファンドなどの短期投機家で株価が変動する
ファンダメンタルズからは説明できない、
難しい大需給相場です。
昨年の原油価格の急騰と類似しているところがある。
その後、どうなったか思い出せばよいでしょう。
わたしは、日経平均6500円くらいの水準で
買いPicksを出してもよいと思っていたが、
わたしの想像以上に市場専門家は、何も知らなかった。
中途半端な水準で反転して、
現在の大需給相場につながっている。
さて、
野村證券さんの偉いさんから
教えてもらったことを書いてみる。
「ヘッジファンドのノルマ」
ヘッジファンドには、厳しいノルマがあるらしい。
(>_<)
年率20%なので、相場がボックス圏にはいると
人件費とロボット代などが、かかるので
運用成績がマイナスになる。
ヘッジファンドは、ボラ(ボラティリティ)が大きくないと
(相場が、激しく動くか、トレンドを形成してくれないと)
儲からない。
そこで、よく言われる
「仕掛け」もある。
わかりやすく日本の個人投資家に人気の
ソフトバンクを例にとる。
ソフトバンクの株価が3000円くらいのとき
マネー雑誌に適正理論価格700円~800円と記載されていた。
証券会社の投資アドバイザーでもわかる割高株なので、
ヘッジファンドの「売り」のターデットになる。
しかし、ソフトバンクは、
日本の個人投資家好みの銘柄なので、
なかなか適正価格まで調整しない。
ヘッジファンドのノルマは、年率20%なので、
「待つことができない。」
(・o・)!
待つことができないので、
ソフトバンクの
ショート(売り)のポジションをしめることになる。
(もっと早く下がる銘柄を捜す。)
結局、ソフトバンクの株は、意外と底堅い。
ほかにも同様の銘柄は、たくさんある。
あるソフトバンクの株主に
「ソフトバンクは、借金が多いので、難しい株ですよ~」
と言ったら
「借金が多いことは、よいことやないか~」
「あんた、何言っているの~アホとちゃうか~
(関西弁です。)」
(・へ・)!
と言われたことを思い出す。
その投資家は、結局、含み損がさらに増えている。
個人的には、ソフトバンクは、好きな会社ですが
投資となると、話は別です。
借入金の多い企業への投資は、慎重になるべきでしょう。
そこは、「われこそプロ」と思う人にまかせたい。
長期投資家は、目先の利益より
長期的な視点で投資を考える。
(目先の利益の分析は、
アナリスト様におまかせするとよい。)
個人投資家の最大の武器は「時間」です。
「わたしは、長期投資家です。」と思う投資家は、
時間のあるときに
企業内容やその企業の目指している「方向性」を
しっかりと確認してもよいでしょう。
おしまいです。
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