2日の米国株式相場は小幅に4営業日続伸。ダウ工業株30種平均は前日比19ドル43セント高の8740ドル87セント、ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は8.12ポイント高の1836.80で終えた。ダウ平均は1月8日以来の高値で、ナスダック指数は昨年10月13日以来の高値で終えた。4月の仮契約住宅販売指数が予想を上回り、住宅市場の底入れ期待が改めて強まって買いが入った。 新興国を中心とする世界的な景気底入れ観測も、素材株などを中心に引き続き相場の押し上げ要因。ただ大幅高の翌日で利益確定売りが出やすかったほか、公的資金の返済を目指して増資を発表した大手金融株の一角が売られたため、ダウ平均は下げて推移する場面もあった。S&P500種株価指数は1.87ポイント高の944.74で終了。終値は昨年11月5日以来の高値だった。