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武富士(8564) 4月営業成績

5月14日に平成21年3月期決算短信

発表した武富士。


平成21年3月期決算で2561億3700万円の損をだし、
2月13日に発表した中期経営計画を
変更しています。

本来「中期経営計画」公表時の数値計画では
2010年3月期は積極的な営業政策を展開することによって、
元本入金、貸倒償却並びに利息返還に伴う
元本毀損等により減少する営業貸付金残高の
減少幅を抑える計画でした。

そのキーとなるのが新ブランド「benecere」です。
これは毎月1 円を慈善事業団体に寄付するという
カードです。


しかしこの不況下に貸出を積極的にするリスクと、
金融市場の混乱で資金を簡単に調達できないので、
計画は変更へ。

アセットの減少はもちろん、
無人店舗も300店ぐらい削る計画へ変更されました。


そして出た営業結果が以下。

5月度月次IR


                対前年同月比増減率(数)
営業貸付金残高  8387億3500万  -29.1%
総口座数     145万8305    -20.1%
有人店舗     210 -150
無人店舗     842 -297
無人契約機設置数 1053 -447


かなり貸付を抑えてます。
この時期の借入はリスク資産の増加に
つながるので、
企業としては収益のためにわかるのですが、
無人契約機設置数や無人店舗の数まで
減らしていくのはどうかと。

消費者金融の今までのメリットは、
「無担保・無保証」
「審査スピード」
「いつでも利用できる」
「どこでも利用できる」
「銀行に比べ審査が緩い」

利率としては銀行の方が利率低いので、
もし銀行で借りれるなら銀行にいきます。
借りれないから消費者金融にいくんです。

しかし総量規制や上限金利問題で融資を厳格化。
借りたくても借りれない人が増えました。

融資審査メリットは減ることに。

じゃあ他のメリットは
便利性です。
いつでもどこでも利用できるのがメリットなのに、
無人店舗を減らしてどうするんだ。

景気が上がった時にまた作るんですかって感じ。

不景気の時にお客様の利便性をあげてこそ
景気が上昇時に儲けが大きくなるのでは。


「ソーシャルレンディング」という
個人間融資のサービスがでてきた今般、
なかなか将来が厳しい業界ですね。

個人間融資は日本では
maneoという企業がやってます。
ここは「無担保・無保証」で
ネットでお借入まで完結するんです。
おもしろいサービスですので、
ぜひご興味があるヒトはmaneoのサイトへ。
↓  ↓  ↓
https://www.maneo.jp/
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