28日の米国株式相場は反発。ダウ工業株30種平均は前日比103ドル78セント高の8403ドル80セント、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は20.71ポイント高の1751.79で終えた。前日の急落を受けた値ごろ感からの買いが入ったうえ、前日の株安の一因だった長期金利の急上昇に一服感が広がったことも買い安心感につながった。 前週末に3.4%台だった米10年債利回りは前日に3.7%台まで上昇。長期金利の上昇が住宅ローン金利に影響を及ぼし続ければ景気回復の足かせになるとの懸念が広がりつつあった。この日は債券が買い戻され、10年債利回りが低下(価格は高い)したことで、株式市場では金融株などに買いが入った。