難しいところ。
商品や原油価格は結構上昇していて、鉄鉱石も結局2007年レベルの金額で決着しそう。
トヨタも鋼材費が1割程度しか値下げできなさそうなニュースあり。
鉱物資源や石油関連の値下がりはさほど大きくなさそう。円高が効いているので、新日鉄も鉄鉱石価格33%ダウンでGOサインを出したのだろう(注:中国は40%ダウンで交渉していた中、先に中国を出し抜いて、日韓で33%ダウンを決めてしまった)。
一方、昨日プロクターアンドギャンブル(P&G)が弱気な業績見通しを発表した。
彼らはお値打ち感のある新商品・新ブランドで巻き返しを狙っているが、中長期的な目標である、内部成長率4~6%の達成が出来ないと言っている(内部成長:M&Aや為替の影響なく伸ばせる売上高)。
特に2010年の見通しでさえ弱気になっていて、消費材の足元ではデフレの進行が懸念される。
物流の川上ではインフレ傾向にあり、下流ではデフレ傾向にある、というのが現在のところで、加工メーカーは短期的に板挟みに合いそうな予感がしています。
日本は比較的、円高水準にあるため、内需型企業への原材料価格への影響はまだ大丈夫だろうが、商品市場が暴騰しだすと、結構きつそう。
ペットフード、ペットケア製品も値下げ圧力強そう。