株式マーケットに接していますと、普段聞き慣
れない言い回し・用語を見聞きすると思います。
慣れてきますと違和感は全くないのですが、ビギ
ナーの方もいらっしゃいますので、本日は簡単に
その分類についてご説明したいと思います。
・内需関連株
事業基盤が国内にあり、業績が国内景気に影響
されやすい。主な業種は、不動産・銀行・建設
・通信。
・輸出関連株
輸出比率や海外売上高比率が高く、海外景気や
為替の動向に左右されやすい。主な業種は、自
動車、電機、ハイテク、機械。
・景気敏感株
収益が景気変動に左右されやすい。主な業種は、
鉄鋼、化学、非鉄などの素材産業や工作機械な
どの設備投資関連。
・ディフェンシブ株
景気変動の影響を受けにくく、比較的業績が安
定。主な業種は、食品・医薬品・電力・鉄道。
・市況関連株
国際商品市況や株式、金利などに業績が左右さ
れやすい。主な業種は、証券・銀行・損保・非
鉄。
大まかに分類しますと上記の通りとなります。
ただし、不動産は金利変動で収益が左右される金
利敏感株といった側面があり、また電機株でも半
導体生産が多いと輸出というより半導体市況関連
と見たほうが良い場合もあります。従いまして、
四角四面に線引きしないようにすることも大切で
す。