影虎さんのブログ

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ETFの疑問

いわゆる証券取引所で株のように取引される投資信託。
例えば「金価格連動型上場投資信託」は、個人がバーやコインを購入するよりも手軽に投資できるメリットがある。
しかし、私なら金の保有目的は株価やドルの下落によるリスク回避だと思う。
しかし、ETFはあくまで投信なので、社債や有価証券などを元に運用している。
これは野村アセットに明記してあった。
「金価格に連動する社債等の有価証券に投資することにより、金連動ETFの基準価額が金現物価格に連動する投資成果を目指す。
※金の現物そのものを購入するわけではない。」
となるとETFはあくまで投資信託で、従来どおり分散投資によるリスク回避の手段だ。金融危機など有事の際に十分な退避効果があるかどうかは疑わしい。

マンスリーレポートを確認した。
投資先2009年4月30日時点
ノルウェー地方金融公社 約45%
Kommunalbanken AS

ノルウェー輸出金融公社 約37%
Eksportfinans ASA
輸出産業向けに政府助成型貸付と一般貸付を行っている

UBS金融グループ 約18%
UBS AG Jersey Branch

これらの投資先がもし破綻した場合、証券は当然無価値になる。

更にファンドである以上、資産運用の収益率がマイナスになると、資産が減ることになりPERやPBRが下がり金の価値とは別に、ファンドとしての価値が低下してしまうのではないか?
1年目の期間収益率が-6.3%というのも今後の動向が気になるところだ。
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