米国株式市場を振り返る 5月22日

スケアクロウさん
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 5月22日の米国株式市場は、主要な経済指標の発表もなく、静かな動きのない1日でした。ダウ平均株価は14.81ドル、0.18%とわずかな下落で終りましたが、ザラバでは72.01ドルを高値に堅調に推移しました。午後3時過ぎから手じまい売りが目立ちましたが、月曜日がメモリアルデーで休場ですから、当然の動きと思われます。

 目立った動きがあったのは、社債権者との協議が難航しているGM.。25.52%の大幅下落となり、時間外でもさらに5.59%下げています。

 ダウ平均株価は時間外では戻しており、シカゴの日経平均先物が9220円ですから、月曜日の日経平均株価に対して米国株式市場が及ぼす影響は非常に軽微であろうと思われます。

 むしろ気になるのは、ドルが主要通貨に対して弱くなっているのが目立つことです。ただ、ドル安が円高を通して日本の株式市場にとって重石となる一方で、ドル建てである国際商品の市況を上昇させることから、エネルギーや資源関連株にとってプラスの影響があることも無視できません。

 となると、ドル安の影響を含めて考えても、やはり月曜日の日経平均株価に与える米国市場の影響は軽微なのだろうと思われます。

 今日は名古屋の大学での講義のために一日中外出していました。ご報告が遅れ申し訳けありません。皆さまのクリックがスケアクロウの大きな励みになります。 



 
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