米国株式市場の反落を受けて前日比108円安で始った日経平均株価なのですが、その後の展開は予想を越える堅調さでした。結局38.34円、0.41%のわずかな下落で取引を終えました。
前場の引けから後場の開始直後にかけて、一時前日を上回る水準まで戻したのは、正直なところ、全くの想定外でした。
一時93円台をつけた対ドル円レートが94円台前半にとどまったことや、投資信託の設定による影響が株式市場の戻しに寄与したと推測されます。
ただし、アジア市場全体が、前日の欧州や米国に比べて堅調に推移しています。とくに、シンガポールと台湾は前日に比べて上昇していますから、日本市場でのザラバの戻しは必ずしも日本独自の要因というわけではないのかもしれません。
米国株式市場は今日は平穏であると見られます。現在(午後8時)GLOBEXではダウ、ナスダックとも上げています。ダウで48ドル高ですが、上げ幅は拡大傾向です。重要な経済指標は予定されていませんし、来週月曜日はメモリアルデーのため休場になります。そのため、今日は大きな動きはないだろうという見方です。
来週月曜日の日本の株式市場は読みにくいのですが、どうも明確な市場牽引車が見えない状況が続いていることが気になります。警戒の手は緩めないつもりです。
皆様のクリックによりスケアクロウのアナリストは励まされています

