大型経済対策をバッサリ斬る

スケアクロウさん
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予算規模15兆円の補正予算が組まれるなど、なりふりかまわぬ経済対策が打たれていますが、5月19日付けの日本経済新聞の夕刊「十字路」で三菱UFJリサーチ&コンサルティングの五十嵐敬喜調査部長が興味深い記事を書いておられました。

その中で、景気対策に効果はあるが、二つの観点から吟味すべきとしています。

1.財政支出はそれ自体で需給ギャップを埋めることを目指すのではなく、あくまでも民間需要を引き出す「呼び水」の役割に徹するべきである。

2.景気対策で考慮すべき点は財源を国債に依存せざるを得ず、将来世帯の負担で打たれるものである以上、その恩恵は我々だけのものであってはならない。

財政出動は民需を持続的に増加させる効果を持たなくてはならない。需要増加が将来需要の先食いに過ぎない「エコポイント」など、評価できないというものだ。なるほど、目から鱗のご意見でした。

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