超堅実投資法(株式、REIT、外貨FX)■日経新聞への苦言日曜の日経新聞の記事だが、マネー生活として「自分年金始めよう」月3万円6%で運用すると30年で3000万円になる。積み立て投資の運用商品として多くのFP(ファイナンシャルプランナー)が薦めるのが投資信託とある。6%を30年……?その数字の根拠はどこにあるのだろうか?投資信託を買って年6%安定的に得られるのなら、私だって投信を買う。私は年利15%程度で回しているが、それはリスクを分析の労力を割いてのことである。投信でそんなに儲かるのなら誰も苦労しない。実際にバブル崩壊後株価は下落の一途であり、長期で見て投信で儲かっているはずはない。まさに何の根拠もない砂上の楼閣の記事といってよいだろう。問題なのは、記事内に投資信託のリスクがまったく書いてないこと。素人が読めば、投信を買えばプロが運用し、年6%を得られると勘違いしてもおかしくない。というかそう思うだろう。実際には投信はリスクが高く、しかも高い運用報酬を取られる商品である。日経新聞をよく読むようになると、おかしい記事も多いことに気づく。最近では需給の良い銘柄ランキングとして、信用貸借倍率順にランキングをしていたが、それも意味がない。信用貸借倍率は単に買い売りの比率なのでそれを日々の出来高で割った信用レシオの方で比べないと需給の判定にはならないのである。こちらはまだ害がないからよいようなものの……とにかく根拠ない投資信託礼賛記事には注意すべきであろう。■日経平均株価・TOPIXなど市況の予想しばらくお休みしましたが、GW中のNYはすばらしい動きでGW後は大暴騰、現在は今日も含めて調整中であり、NYの動きはかなり弱まってきた感があり気にはなるが、今日も好業績で下落したものは積極的に拾いに行ってよいものと思う。ただし、NYから思ったより早く崩れる可能性はあるので損切りラインは決めて徹底して守ることが重要だろう。業績発表が相次いで悪いものばかりの中にも安定増収を続ける稀有な企業は存在する。そういう企業に狙いを定めるのがよい。■投資・資産運用状況ポートフォリオ(投資可能最大額を100とする)基準 5111株1比 41.9 株2比 19.0 株3比 14.2 REIT比 31.1 ETF比 0.0 外貨比 現金比 -6.3 Mysta指数 170.4 現金がマイナスになったのはこれは本来投資用リスク資金としていなかったお金に手を出したということである。いよいよ危ない。しかし、信じられないパフォーマンスが出ており、GW明けの5日ですでに17%の上昇である。これはREITの日レジの影響が大きいが、今日あたりは株もREITも下がり、冷や水を浴びることになりそうだ。■個別株式情報7503 アイ・エム・アイ JQ 1,140(4月16日紹介)時価1460円。値を保って調整中である。さすがに今から買い推奨はしない。ただ、1680円くらいまではあるとみて、ホールドはしている。下がった時のみ買いだろう。こういう出来高の少ない銘柄は下で指しておくと思わぬ約定があることもあるので、労を惜しまぬことも重要だろう。その他では色々と推薦できる銘柄はあるものの、財務・業績・需給というファンダメンタルズ、テクニカル双方において、満点をつけられるものとなると中々難しい。万一鵜呑みにされた結果、損をさせるわけにはいかないので相当自信がないと紹介しにくいことは確か。超堅実投資法は株式、REIT(不動産投資信託)、外国為替FXなどの入門~初心者~中級者向けの無料投資情報ブログです。