円高トレンドを警戒

5月14日の日経平均は9093.73(-246.76)。大幅に下げたが、なお転換線8998.84、基準線8998.84の上を保っている。ボリンジャーバンドのプラスσをきってきており、RCIも下降し始めている。週足は、転換線が基準線を上回って好転したところで、なお転換線8567の上を維持しており、ボリンジャーバンドもまだ外に広がっているので中期基調は上だが、プラスσぎりぎりにまで落ちてきており、調整の幅が気になる。

NYダウは8331.32(+46.43)。転換線8343をきってしまった。基準線8169はなお維持しているので、上昇が止まったとまではいえないで、まだ調整の範囲ではある。ボリンジャーもプラスσをきってきており、RCIも下降し始め、目先は調整入りだが、基準線を維持できれば傷は浅い。週足は転換線が基準線を上に抜けそうで、まだ転換線7879の上で中期基調の上昇はなおかわっていない。

ドル円は95.81。日足は雲の中を下げている。雲の下限93.92まで迫りそうな勢いだ。ボリンジャーはマイナス2シグマを突破し下に広がっており、明確な円高トレンドが発生している。RCIも下降。週足のほうは、転換線98.28を割り込み、基準線94.30を試す展開だが、ボリンジャーも狭まっており、マイナスσをきってきていて、RCIも下降中。これから数ヶ月は円高方向にはなれる可能性が高く、基準線が守りきれるかどうか、かなり心配である。

アメリカの経済指標への懸念が広がっているようだが、株式市場はなお目先の調整の範囲であるものの、為替市場の動きは強い。95円あたりが多くの企業の採算ラインだということで、これを割ってくると、東京には打撃だ。94.30を割りこむとさらに円高が加速する危険があり、警戒が必要だ。
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