今日は日経平均株価が2.64%下落しました。調整局面が鮮明になっています。この調整に対して過剰な悲観は避けるべきだろうと私(「かかし」)は考えています。ちょっと時間をいただいて、毎日の市場コメントとは別に、私の個人的な考え方をお話させていただこうと思います。
世界中が注目した米国のストレステストという大きな話題が、その公表とともに株式市場に織り込まれてしまいました。そのあと、この大テーマを引き継ぐだけの目玉となる強力なテーマが見当たらなくなってしまったというのが調整の理由なのだと考えます。
つまり上げの理由が見当たらない中で、方向感がなくなり、株式市場は下げるきっかけを探していたということです。下げる理由はなんでも良かった。4月の米国小売売上高はちょうど良い材料になったのではないでしょうか?
正直なところ、今になって「消費動向が弱いから、景気が悪いかも」と言われたところで、「だから何?」という感じです。これは「悪いニュース」というより「過剰期待の修正」にすぎないと見ます。
この株式市場の調整は、特定の大きな出来事が引き金になったわけではなく、上昇波動の過程に必然的に含まれる調整波動なのだと思います。
波動であるため、「今日は下げたから、明日は上がる」というわけにはいかないのですが、あくまでも上昇過程における不可避なプロセスなのだと考え、構造的な悲観論は極力排除しようと思っています。
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