日経平均株価は246.76円、2.64%の下落となりました。米国株式市場の調整と円高の影響が背景にあるのは明らかです。
ただし、シドニー、香港、シンガポール、ソウルなども大きく下げており、日本だけが突出したという感じはありません。
金融セクターが下落率上位に揃っているのは、米国の動向の反映でしょう。
一方、下落率の小さかった分野には、医療、食料品、電力・ガスなどの景気抵抗力の強いディフェンシブなセクターが顔を出しています。円高と、それに伴う景気への不安を物語ります。
ディフェンシブの台頭は、株式市場のセンチメントが悪化していることを示すと考えます。
現在(午後8時40分)、GLOBEXではダウ、ナスダックともに若干の下落で推移しています。気になるのは、時間を追って、僅かづつ上昇から下落へと基調が悪化してきていることです。
これから4月の生産者物価指数、5月10日までの週の新規失業保険申請件数が出てきます。ウォルマートの決算とともに目が離せません。
日経先物は8910円。調整局面が続きそうです。
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