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●【本日のニュース】/GMが連日急落 76年ぶり安値
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(NYSE、コード@GM/U)ゼネラル・モーターズ(GM)が連日急落。前日比0.29ドル(20.1%)安の1.15ドルで通常取引を終えた。一時は1.09ドルまで売られた。
(2009/05/12日経速報ニュースより一部抜粋)
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【ニュースの深層】GM株下落も、米NYダウは堅調な推移
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■いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。
経済アナリスト、木下晃伸です。
■ゼネラル・モーターズ(GM)株が連日急落しています。
昨日は、前日比0.29ドル(20.1%)安の1.15ドル。同水準は1933年以来76年ぶりの安値となります。
前日、ヘンダーソン最高経営責任者(CEO)が電話記者会見で米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)を申請する可能性が強まっていると指摘。
さらに米メディアがGMの幹部数人が保有する自社株をすべて売却したと報道。GMが破産法を申請すれば株価はほぼ無価値になる見通しだけに、幹部らの行動に投資家も飛び乗った、ということになるでしょう。
※General Motors Corporation (Public, NYSE:GM)
http://www.google.com/finance?q=gm
■では、米NYダウはどうか。
好調とは言えないかもしれませんが、かといって、暴落するという状況でもありません。
※Dow Jones Industrial Average
http://www.google.com/finance?q=INDEXDJX:.DJI
むしろ、底堅いトレンドを描いていると見る事ができるでしょう。
■当メールマガジンでは、5月初旬は3月中旬に続く上昇基調となる、とお伝えしてきました。
すでにその兆候は現れています。
株価はジグザグの軌跡を辿って上昇して行くもの。株価に惑わされることなく、自分が考えた仮説に一貫性を持ち、投資に臨む必要があると考えています。
■また、忘れてはいけないことは、日本株を分析するには、今は米国株を分析しなければ始まらない、ということ。
株価上昇のトレンド転換を果たした3月10日以降の日本株(=日経平均株価)と米国株(=米NYダウ)を比較すると、ほぼ同じ動きをしていることに気づかされます。
つまり、乱暴に言ってしまえば、米国株が上がる、だから“理由は特段ないけれど日本株も上がる”という構図がまだまだ続きます。
それは、米国の金融株が世界中の株価を動かしているため。
米国の金融株が上昇すれば、もちろん米NYダウは上がります。
■では、そこから連想ゲームを働かせて行くと、、、
米国金融株が上昇する
→金融危機が解消に向かっていると考え、債券市場が落ち着きを取り戻す
→CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)も価格が大きく下落
→破綻懸念のあった企業の信用力も回復、株価が上昇
→邦銀も問題視された証券化商品等の不良債権が減少する可能性が高まる
といったような事柄が、同時に動き出す訳です。一斉に上昇する。
■諸々分析して行くと、私は米金融株は、“まだまだ上昇する”と考えています。
それによって、米NYダウは、10,000ドル近辺へ上昇、つられて日経平均株価も12,000円前後まで急速に上昇するのではないか、と考えているのです。
3月に始まった第一波動から、12,000円をめざす第二波動が5月より始まったというのが、現時点での私の考え方です。
(文責:木下晃伸 きのしたてるのぶ)
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●【注目決算】/日産自社長「最悪でも10年度末に黒字化」
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日産自動車(7201)が12日発表した2009年3月期の連結決算は、最終損益が
2337億円の赤字だった。10年3月期の業績は、最終損益が1700億円の赤字に
なる見通し。年間配当は見送る。
カルロス・ゴーン社長は12日の決算発表記者会見で、今後の黒字転換の見通
しについて「市場がまったく回復しないという想定でも、原価低減と効率化
の取り組みによって最悪でも2010年度末には黒字化を実現したい」と述べた。
資金調達については「十分にキャッシュがあり、今期は問題がない。来期に
ついても問題がないよう備えている」と述べ、引き続きキャッシュの積み増
しに努める考えを示した。財務面に関しては「(業績予想を修正した)3カ
月前よりはるかに改善している」と強調
(2009/05/12日経速報ニュースより一部抜粋)
●今や、日本を代表する企業でも“資金繰りに窮している”姿が浮かびます。
08年株価が暴力的に下落してしまったのは、それだけの企業でも資金繰りに
窮してしまうことで、最悪の場合“倒産する”ということまで織り込みに行
ったから。
ただし、これはもちろん“パニック”。現実的には、まだまだ日本を代表す
る企業の体力は相当強いものがあります。
●では、株価を考えると、倒産するというパニック的な売りで株価が暴落し
たのであれば、逆に“倒産する心配がない”という状態に戻るのであれば、
株価は反発する可能性が高い訳です。
問題は、“どの程度まで倒産する可能性が減り、どこまで株価が上がると見
る”のか。
私は、結論から言えば、日産自動車株は、これから【5割前後の上昇】は十
分見込めると考えています。
●日産自動車への更なる詳細な分析は、プレミアムメールマガジン「木下
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かに。
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