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【日立化成工業】5月までは一部製品に会社計画を上回る販売も…
5月までは一部製品に会社計画を上回る販売も見られるが先行きは不透明
会社側では10/3期の営業利益100億円(うち上期25億円)を計画している。年末にかけて業績の急拡大を見込んでいるが、短納期小ロット低価格傾向となっている現状のエレクトロニクス関連製品、採算性の悪い事業の存在などを考慮すると利益改善はやや楽観的な印象を受ける。配当は年32円を維持するものの、同社は自社株買いなど一時的なアナウンスメント効果が見受けられる施策には否定的。リチウムイオン電池部材の負極材でトップシェアを持つことなどから材料視される場面もあろうが、当面の株価はもみ合う展開を予想する。
10/3期の会社予想は売上高が前期比17.1%減、営業利益が同49.8%減、経常利益が同54.6%減、当期純利益が同9.5%増。足元は1-2月の在庫調整による需要の底は脱したものの、概ね4Qの状況を引き継いでおり、早急な固定費削減が必要と言える。ここにきて回復傾向が出てきた製品には、エレクトロニクス関連製品の半導体製造の後工程製品(封止材など)があり、5月末までは会社計画を上ぶれる可能性があるが、6月以降は受注状況が不透明になっている。
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コンテンツ提供元 : 株式会社TIW http://www.tiw.jp/
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