今日の株式市場を振り返る 5月7日

スケアクロウさん
スケアクロウさん
 日経平均株価は408.33円、4.55%の大幅上昇となりました。米国株式市場の動きを色濃く反映した動きです。米国ではストレステストの発表を控える銀行株が大幅に上昇しました。それを受けて、今日の東証33業種のうち最も上昇したのは銀行株でした。

 個別銘柄でみると、東証一部で最も上昇したのは住友精化(4008)。太陽電池向けシリコンの製造工程に不可欠なアルゴンガスのリサイクルを世界で初めて開発したというニュースが直接の引き金になったようです。その伏線には4月30日に発表された最終利益の上方修正があるのですが、重要なポイントは「良いニュース」に対する株式市場の素直で力強い反応です。

 世界を揺るがせた豚インフルエンザはどこかに行ってしまったようです。今日は上値の重さというより、下値の強さが印象的であったと思います。

 現在(午後5時50分)GLOBEXでは、ナスダックが5ポイント弱下落していますが、マイナスで推移していたダウ平均株価は17ドル程度のプラスに転じてきました。

 米国では、これから重要な経済統計が出てきます。第1四半期の非農業部門労働生産性と単位労働コスト、4月26日までの週の新規失業保険申請件数、そして4月の主要小売業売上高などです。

 もちろん、最も注目すべきものは、政府とFRBが発表するストレステストでしょう。ただ、これまでに様々な憶測が株式市場に織り込まれているため、今後どのような展開になるか、予測は難しいところです。果たして、銀行の悪天候に対する耐久性能試験がどのような結果になるか楽しみです。

 明日の日経平均株価は、米国株式市場の動向に強く反応すると思われます。9,000円の厚い壁をブレークした後なので、個人的には9000円というサポートの強さを見てみたいと思っているのですが、そこまで下げることがこれからあるのかどうか・・・・?

 スケアクロウ投資経済研究所への応援クリックをよろしくお願いいたします↓

人気ブログランキングへ
スケアクロウさんのブログ一覧